星カタツムリ日記

7/19

きょうは松崎の水郷祭の日。
ゆいちゃんが東京から遊びに来てくれた。

あさ、星粒にモーニングを食べに行ったら、きょうは電気がつかなくなっちゃって、
お休みにしちゃったんだよー
って渋谷くんがたたずんでいた。

アイス珈琲を一杯もらって
暗い店内で
ぽつぽつしゃべりながら飲んだ。

そしたら家族5人のお客さんがいらっしゃって、
きょうはお休みなんですよー
って渋谷くんが伝えてた。

その間に小2ぐらいの、そのご家族の男の子が、
星粒にあるよこ長の黒板に絵を描きだした。
端から端までいっぱいつかって船の絵を。
細かい旗の中の色も、ちっちゃいチョークで塗って、すごくかっこよく。
そして出来たと思ったらすぐ消して、
次を描きだした。
なんかそれをみて感動しちゃった。
わたしとかだと、
描いたもの残しときたいって思う。
でもその男の子は、
ただ描きたくて、体が動いて、
誰も見てなくてもやってるんだなあと思った。

その子のお母さんが、
昼から倉吉のプール行くよーって言って、
わーいってなって、
わたしも一緒にプールに行きたくなった。

黒板にただ夢中で絵を描いたり、
真夏に少し遠くのプール行ったり、
帰って昼寝したり、
もうそれだけでしあわせで
胸いっぱいな時期があったなあって思い出した。

好きなことは誰かのためにするんじゃなくて、
ただじぶんが好きだからやるんで、
それだけのことだった!
って思い出した。

わたしはこれから松崎にかき氷をだしに行くけど、仕事じゃなくて、
あの男の子の感覚できょうは行こうって思った。
大好きな夏だし。
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# by hoshikatatumuri | 2015-07-23 09:29

7/2

きょうは、家に帰ったら
べたっとした
天ぷらがあげてあった。

じかんがたって
しんなりしていた。

胃がもたれそうだなあって思った。

玉ねぎとちくわと
いんげんととうがらしとサツマイモと
ナスとかぼちゃ。

よく冷えた大根おろしに牡蠣醤油をかけて、
それをのっけて食べる。

最初に玉ねぎを食べたら、
玉ねぎがすごく甘くてびっくりした。
しなっとしてるけど、大根おろしと食べたらすごくおいしかった。

どんどん食べていっきになくなった。

夏野菜の天ぷらを、
開けっ放しのあみどの向こうから聞こえてくる
虫の声ききながら
むしゃむしゃ食べてたら、
子どものころのじぶんに戻ったみたいだった。

子どものころに
こんな夏の夜に
冷めた天ぷらを
むしゃむしゃ食べてたんだ。

ただ夏があって、それをいっぱいかんじて
むしゃむしゃ食べてた。
そんときはこんなにおいしいって思ってなかったかも。

天ぷらも夜の匂いもそのときにすごく似てた。

たべものの記憶。


じぶんの
本当の気持ちの
中の中のことばを
ときどき
ききもらす。

ほかの音やことばが
おっきくなりすぎて。

でも
ほんとに大事なのは
その
真ん中の
じぶんのことばで、
それがきこえないと
せかいの感触がなくなるんだった。
それ
ときどき忘れる。
メモ
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# by hoshikatatumuri | 2015-07-03 01:04

6/28

特別なかんじじゃなくて、
にちじょうのいちぶみたいに松崎に帰ってみたくて、
カルンの片付けが終わって、
11時の終電の汽車に乗って松崎に帰った。

一瞬寝てて、
起きたら体がどっしり重くなったみたいになって、汽車にゆられてた。

いつもと違う時間帯に、
いつもと違う感覚で向かってるから
全然知らない新しい場所に行くみたいで
どきどきした。

駅に着いたら、
たみのゲストっぽい男の子も降りて、
その全然知らない男の子と少し距離を置いて
おんなじ家(たみ)に帰って、
誰もいないあかりだけついたキッチンで、
「これからちょっと作業するんすけど、カフェとリビングと、どっちでしたほうがじゃまにならないですかねえ」
っていうさりげない会話をした。

たみの犬のお父さんをなでながら
歯磨きしてたら
たみの2人が帰ってきて、
わたしは顔を洗って、
自分の寝るところに帰った。

帰りがけに
ぼんやり池のむこう側のあかりをみつめたら、すごくすごく静かで、
水面のちゃぽんって音だけときどききこえて、
なんにもなくて
すごくほっとした。

とっても疲れてたからいつのまにか寝てた。

あさ、4時半ぐらいに目が覚めて、
窓の隙間から池のほうみたら
雲がピンク色だった。

水面にそらの青と朝焼けの色がうつってた。

しばらく見てて、
どんどん朝になって、
ひかりが強くなって
もう起きようかなって思ったけど、
また寝てた。


こころってふしきだなあと思う。
おんなじ場所にいたら安心なのに
また
知らないものを見てみたいって思う。
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# by hoshikatatumuri | 2015-06-30 00:15

6/27

雨が降ってる。
雨の音は
きいてると
こころのなかに降ってるみたいになって
すごく落ち着くなあ。

って、
毎年梅雨の時期に思ってるなあ。

ベッドのなかで雨の音をきいて
なにもしないでいいとき
にそれを思う。

松崎の、新しい場所になる予定の家を
ときどき行って掃除をしています。

ずっと動いてないものを動かすとき、
すごい疲れるなあって感じた。
ずっと使われてないものたちのどっしりしたおもさ。
でも、
動かすとそこに新しい風みたいなのが通って、
景色が全然かわる。

何回も何回も拭き掃除をする。
何回も何回も拭いていると
なんかそのたびに
この家のことをじぶんに近づけてるようで好きになってる気がする。

2階の部屋から東郷池が見渡せて、
夜になるとむこうに光る温泉まちのあかりが見える。
それを見ながら、
早くここで寝たいなあって思う。

鳥取のカルンと
東郷池のとこの
新しい古い家を行ったりきたりしています。

ここには未知な部分がありすぎて
それは不安でもあるけど、
少しずつ動いて、それが
なにか
かたちになりかけそうで
でも
はっきりしたかたちはまだ見えなくて
それがすごくおもしろい。

あせらず
ゆっくりゆっくりやったら
どんな景色になるのか
見てみたい。

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# by hoshikatatumuri | 2015-06-26 03:56

6/1

きのうは、
1年前に亡くなった祖母の法事でした。

1年前、わたしはちょうど東京に行っていて、
お通夜にはでれなくて、
お葬式の日の朝、
夜行バスで帰ってきた。
鳥取に着いたら、いつもとかわらないみたいな晴れた日でばたばたと着替えた。
きのうも、その日みたいに、
遅れるで!と家族中にせかされながら
シャワーを浴びて支度をして、
隣町の、子どものころから通ってる喫茶店で、父とモーニングを食べた(母はきのう体調くずしてでれなかった)。

お寺でお経をきいて、
お花を生けて、そのあとみんなでごちそうを食べた。
ごはんを食べたあと、
13階の喫茶室にうつって、
みんなで珈琲を飲んだ。

祖母の妹さんは、今年92歳で、
でもすごくお元気で、たくさんのご馳走を食べた後だったけど、
そこでもおっきいモンブランをペロリと食べられてた。

13階からの景色は眺めがよくて、
こんなところでお茶するのは初めてだがあって言いながら、
くしゃって笑ってケーキをぱくぱく食べてらっしゃた。


そんな法事の風景。

おばあちゃんはもうテーブル囲んでみんなで珈琲とか飲めないけど、
まだわたしたちは一緒に飲める。

お腹いっぱいだけど、
ケーキは食べたいねって言って
食べたり、
できる。

その景色はそのときだけの景色。



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# by hoshikatatumuri | 2015-06-01 10:03